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生で聞いてみたいぞ!【BLUE MONK】New Hard

上手なビッグバンドはいくらもある。でもこの時代の「New Hard」は別格だ。

シャープス&フラッツもご機嫌だったが、やっぱり「New Hard」は別格だ。

東京ユニオン、ブルーコーツもいい音出してたが、ともかく「New Hard」は別格だ。

旧軍の海軍軍楽隊のシゴキに耐えた原信夫、宮間利之の作る音は、まさに連綿と続く軍楽隊の音そのもの。

「New Hard」が別格なのは、ブラスセクションの音の並びというか、テュッティがすごい。もうこんなすごい音を長らく聞いた事がない。楽器だって、演奏テクニックだって、PA設備だって、年々良くなっているにもかかわらず、追いつかない。不思議だ。

「New Hard」のブラスセクションは、 CONN の Constellation というモデルで揃えていた。トランペットは、さらにマウスピースを Purviance というメーカの「4☆ D4」というモデルだったかな。もちろんバストロンボーンはこのモデルがないので、72Hだった。コンステレーションは、ベル部と全体がクロムメッキされたものがあるが、この当時はチューニング管がイエローのものだった。全クロムメッキは音が沈んでしまうので、チューニング管で色気を出したのだろう。この録音でも良い効果が聞こえています。サックスは、お約束のセルマーだったかも。

プロなのに気合いを入れる時には合宿していたそうだ。話に聞くと、ブラスセクションは仲が良くて(だから楽器を揃えてたとか)、一晩中飲み明かして、三日もすると皆の楽器から酒臭い息が漏れていたと。これが秘密だったのかもしれないと、真剣に考えている。そしてこの儀式は、近年まで続いていたらしく、ここ出身の指導者のいるアマチュアバンドでも似た合宿が行われていると聞いた。

とにかくブラスセクションの鳴り方は超一級で、海外のビッグバンドと比較しても何の見劣りもしません。まるで、最近名前を変えた「サイトウキネン・オーケストラ」みたいだ。こっちはストラドだデルジェスだと凄まじい楽器が鳴ってるわけだから、世界も叶うはずがないんだけど。

ブラス楽器なぞ、バイオリンに比べれば屁でもない金額。ほぼ世界平等だ。それを世界よりすばらしい鳴りで聞かせてくれる「New Hard」は、やはり別格だ。今回は、セロニアス・モンクをゲストにフューチャーしたものだが、十分に聞き応えがある。

アマチュアの方々、これを聞くべし!!!

BLUE MONK monk+NEWHERD (AUDIO ONLY)

2012/08/25 に公開

ブルー・モンク BLUE MONK (by T.Monk)
セロニアス・モンク+宮間利之とニューハード
Thelonous Monk with Tosiyuki Miyama and His NEWHERD
1970.10.4 新宿厚生年金会館

セロニアス・モンク(p)
宮間利之とニューハード
宮間利之(cond)
羽鳥幸次,村田文治,藤崎邦夫,佐野健一(tp)
片岡輝彦,上高政通,戸倉誠一,青木武(tb)
中山進治,高見弘(as),市原宏祐,前田章二(ts),砂原俊三(bs)
山木幸三郎(g),今城嘉信(p),国定正夫(b),田畑貞一(ds)
編曲:山木幸三郎

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