yamaga

中朝事実という山鹿素行の著作に乃木希典将軍が返り点など朱入れしたいわゆる「乃木本」と呼ばれる貴重なものです。もちろん復刻本。

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http://gekkan-nippon.com/?p=4148

裕仁親王殿下の仁政を願って伝授された『中朝事実』
 いまから百年前の明治四十五(一九一二)年七月三十日、明治天皇が崩御され、九月十三日青山の帝国陸軍練兵場(現在の神宮外苑)において大喪の礼が執り行われました。
 午前八時、明治天皇の柩が、神宮外苑絵画館裏口に当たる臨時駅から、京都桃山御陵に向かってご発引の砲声が轟きわたると同時に、乃木希典将軍は赤坂の自邸で、静子夫人と共に自刃し、明治大帝の御後を慕っていったのでした。
 その二日前の九月十一日、乃木は東宮御所へ赴き、皇太子裕仁親王殿下(後の昭和天皇)だけにお目にかかりたいと語りました。当時、乃木は学習院長、御年 満十一歳の皇太子殿下は学習院初等科五年生でした。以下、そのときの模様を大正天皇の御学友、甘露寺受長氏の著書『背広の天皇』に基づいて紹介します。
 乃木は、まず皇太子殿下が陸海軍少尉に任官されたことにお祝いのお言葉をかけ、「いまさら申しあげるまでもないことでありますが、皇太子となられました 以上は、一層のご勉強をお願いいたします」と申し上げた。続けて乃木は、「殿下は、もはや、陸海軍の将校であらせられます。将来の大元帥であらせられま す。それで、その方のご学問も、これからお励みにならねばなりません。そうしたわけで、これから殿下はなかなかお忙しくなられます。──希典が最後にお願 い申し上げたいことは、どうぞ幾重にも、お身体を大切にあそばすように──ということでございます」
 ここまで言うと、声がくぐもって、しばらくはジッとうつむいたきりでした。頬のあたりが、かすかに震えていました。
 顔をあげた乃木は、「今日は、私がふだん愛読しております書物を殿下に差し上げたいと思って、ここに持って参りました。『中朝事実』という本でございま して、大切な所には私が朱点をつけておきました。ただいまのところでは、お解りにくい所も多いと思いますが、だんだんお解りになるようになります。お側の 者にでも読ませておききになりますように──。この本は私がたくさん読みました本の中で一番良い本だと思いまして差し上げるのでございますが、殿下がご成 人なさいますと、この本の面白味がよくお解りになると思います」
 自刃を決意し、乃木が最後の仕事として是非とも皇太子殿下に伝授しておきたかったのが、山鹿素行『中朝事実』だったのです。乃木は、その三日前の九月八 日には、椿山荘に赴いて、山縣有朋(枢密院議長)に自ら中朝事実を抜書した「中朝事実抜抄」を手渡し、大正天皇に伝献方依頼しています。
さて、乃木の様子がなんとなく、いつもと違った感じなので、皇太子殿下は、虫が知らせたのでしょうか、「院長閣下は、どこかへ行かれるのですか」とお尋ねになりました。
 すると、乃木は一段と声を落して、「はい──私は、ただいま、ご大葬について、英国コンノート殿下のご接伴役をおおせつかっております。コンノート殿下 が英国へお帰りの途中、ずっとお供申し上げなければなりません。遠い所へ参りますので、学習院の卒業式には多分出られないと思います。それで、本日お伺い したのでございます」と、お答えした。

(この頃近衛兵だった祖父は、警護をしていたそうですが、貧乏したので遺品もない)
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当時乃木将軍は東郷元帥にもこれと同じ中朝事実を贈呈されたそうです。

購入したこの本は、乃木希典の書き込み朱入れしたものを写真製版から起こしたものか。

漢文の素養の無い自分が読むには無理があるので、一緒に、島津巌「教化資料 中朝事実」も手に入れた。しかし、これも大正時代だから・・・

明治期に小説家がさんざん模索して現代の文章というものを作りあげたと言われています。今私たちが使っている文がそれで、基本型になっているといわれています。

もっとも当時の文人たちは皆漢文の素養がありましたので、それっぽいといえばそうかもしれない。

言語学者の時枝誠記氏は、「私の先生は漢文が読め、書くこともできた。私は読むことに不自由は無いが、書くことはできない。やがて世代が代わると、書くことも、読むこともできなくなるのだろう。」と言ったが、はたしてその通りになった。

漱石も鴎外も漢文をよくした。鴎外はさらにドイツ語も堪能で、漱石は英語だった。

私は無理。残念!

文章が上手になりたければ、漢文の素読をオススメします。

是非やってください。

「人教えざれば道を知らず 道を知らざれば、すなわち、禽獣より害あり。」山鹿素行

儒教の国とかいってるバカな国もあるんですがね・・・

「バ韓国 教えてやろか 人の道」 おあとがよろしいようで・・・

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