笑う門には福来る

「笑う門には福来る」と日本では古来から言われて、初春と初笑いはお正月には欠かせません。

さらに「笑いに勝る良薬なし」「笑いは百薬の長」「笑いは人の薬」なども・・・

一頃は、お正月というと「寅さん」映画が街の風物詩でした・・・
渥美清さんもよく映画館へ観に行ったそうです。もちろん観客の反応を楽しみに・・・でしょうね。

「フーテンの寅」

永六輔は、寅さんは朝鮮人だよね・・・朝鮮人・・・・と山田洋次監督に何度も迫りますが、「違います」とにべもない。

当然です。寅さんが朝鮮人なら「さくら」さんも「おいちゃん」「おばちゃん」も皆朝鮮人になってしまい、映画の前提条件が総崩れとなります。もちろん、映画を見にくる人などいなくなってしまうかもしれませんよね。

実は、寅さんのオヤジが朝鮮女に引っかかり生ませたのが「寅次郎」なんです。
あいの子・・・ハーフだったんですねぇ。ルーピーと一緒。小泉とは逆。

この朝鮮女は、大阪で連れ込み宿(?)の女将・・・遣手(ヤリテ)ババぁだったか・・・確かミヤコ蝶々が演じてましたな

妹「さくら」は、後添いの日本人妻が生んだ、れっきとした日本人。ということで腹違いの兄弟。
もちろん「おいちゃん」「おばちゃん」も日本人・・・

思春期になった寅次郎は、ある時ひょんなことから自分の出自を知り、自分だけが・・・と人生を儚み家を飛び出し、以来出自を気にしなくていい気楽な放浪の旅のテキ屋商売。

毎回出てくる、お約束のマドンナも、面白いこと言っては笑わせるとか、そこまでが精一杯。
好意という感情が芽生えるとどうしても「出自」が邪魔します。

ま、浅岡ルリ子演じる場末のキャバレー歌手「リリー」はきっと朝鮮人だろう。出自を気にしなくていいリリーは、寅にとって唯一心許せるホッとできる相手。2度も出演してるマドンナ。

時々帰ってくる柴又の実家も、世間が自分の出自で何か不都合を言い団子屋商売に差し障りが出るのではないかと・・・決して居心地がいいわけでもなく長くいることができません。

おめぇにゃ朝鮮人の血が流れてる・・・とは映画じゃ言えねぇが・・・・多分そう言ってると仮定してんでしょね。・・・それを言っちゃぁ、お終いよぉと・・・飛び出す寅。痛みを知り追う「さくら」。いいねぇ・・・お約束どおり。

出自を隠すという、うまい前提条件で・・・・いい映画だよね。
出自をバラしたら途端に観客が蜘蛛の子を散らすように・・・・ギリギリんとこだねぇ。

ま、そんな朝鮮あいの子の寅の悲哀を映画にしたんすねぇ・・・・山田洋次監督

時代劇(武士の一分とか)はドヘタでまいっちゃうんだけどね・・・

こうしてみると「釣りバカ日誌」も・・・・・ぇえ???

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