生で聞いてみたいぞ!【ヘルマン・バウマン】Hermann Baumann (natural horn)

モーツアルトのホルン協奏曲。モーツアルトが友人のホルン奏者のために作ったといわれています。当然ナチュラルホルンといってバルブのない楽器のためです。

管楽器は菅の長さが長くなると倍音で音階(スケール)ができてしまいます。当然音程の補正をしなければなりませんが、奏者は楽器を支えるためベルに右手を突っ込んでます。この手のひらで穴を塞ぐようにかざすと、若干ですが音程が上下します。後は勘を頼りに音程を拾うらしい。

当然、曲によって調が異なるので、DとかAとか・・・抜き差し菅を本体と別に12本(12音階分)持ってるわけです。大所帯ですよね。

このナチュラルホルンという楽器、名手にかかればバロック時代を彷彿とさせる名演奏を堪能できるわけですが、下手に当たるととんでもなく幼稚なクソ演奏になること請け合いです。

なぜって?

前回の「トミー・ペダーソン」のときにも言いましたが、バルブやキーのない楽器は音(息)が切れないので、舌(タンギング)を多用しなければならない。普段キーやバルブに頼って演奏している者が急にキーやバルブに頼らずに演奏しろといわれてもね・・・無理だから。

で、下手の横好きみたいに言われちゃうんです。

「ヘルマン・バウマン」という人、天才には違いないが、ポイントを正確について練習したんだと思う。この演奏もバルブ付きのホルンにしか聞こえませんね。

ナチュラルホルンはトロンボーン的奏法でなければならないと考えます。

マウスピースが異なるが、ナチュラルホルンは、きっとトロンボーン吹きが演奏した方が上手なのではないかと・・・

Hermann Baumann (natural horn), Harnoncourt, CMW [1/2]
Mozart K.412 Horn Concerto #1 in D 1st mov. Allegro

ヘルマン・バウマン

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ヘルマン・バウマン(Hermann Baumann, 1934年 – )はドイツのホルン奏者。ハンブルク生まれ。幼少時からピアノとチェロを学び、ホルンを始めたのは20代に入ってからという。シュトゥットガルト放送交響楽団在籍中の1964年、ミュンヘン国際音楽コンクールに優勝。1967年にオーケストラを辞し、ソロ活動に入る。ナチュラル・ホルンの先駆者として録音も多い。1993年に脳溢血で倒れたが、現在は健康を取り戻して、楽器も吹いている。

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